PENTAX K-1を手放した理由
使用期間は一年未満だった。
写りは満足していたし(そもそもK-3との違いがわかっていない)デザインも一目惚れしただけあってかっこよかった。
ただ、最近になって「もう良いかな・・」と思うようになってしまっていた。
理由としては以下の2点が挙げられる。
1.重い、デカイ
いや、当たり前だろって感じなんだけど、なんせ衝動的に予約して買ってるもんでね。子どもと公園に行く時なんかK-1を肩から掛けてたら武器ですわ。子どもの顔に当たったりしたら事故ですわ。
しかもレンズは50mmしか使っていなかったので、標準域で日常を切り取る程度の写真を撮る程度ならば、そもそもこんなバカでかいカメラは必要ない。
2.格好は良いが細部がのツメが甘い・・・
これは個人的な感覚だけど、「デザインの魂は細部に宿る」と誰かが言ったそうだが、細部のツメが甘い。
まず、見えるネジが多い。底部はしょうがないとして、側面にもネジネジネジです。どんだけネジを見せるんだと。PEN-Fまでやれとは言わないけど、もう少し隠すような工夫をしてほしい。
そうそう、その点ではK-01は優秀。おそらく側面のラバーで隠しているのだろうが、底面以外ネジは見当たらない。ストラップ取り付け部分のネジはデザインとして成立しているし。さすがデザイナーズカメラ。
そして、一番気になっていた所は「長く使った時にどうなるか」つまり、使い込んでいってかっこよくなるかということ。
往年のカメラや、楽器、古いクルマなどなど、古くなっても今もなお格好良いモノ達。使い込んでかっこよく古びるかということも含めてデザインだと思う。
僕がK-1を長く使い込んだ後にかっこよく古びないと判断したのはトップカバーが「ガラス繊維入りエンジニアリングプラスチック」を使用している事から。
以下の写真からよくわかるが、ボディのほとんどをマグネシウム合金で構成されているが、上部はすべてエンプラだ。これはPENTAX K-3等と比較してもかなり大きな面積を占めている。
合わせて、K-1の自慢のトンガリ頭が仇となり、以下の写真のように使用一年未満でトップ部分がかなりテカって来てしまうことに・・・ないわ・・・これは・・・ドン引きじゃワシは
次のカメラ
百年の恋も冷めた状態となった僕は次のカメラを探すことにした。
丁度PENTAX K-Pが発売されようとしており、またしてもデザインは結構良いなと思ったりしてみたものの、K-Pも「エンプラ+トンガリ頭」でテカリ不可避なので除外・・・
つまり現在の僕の基準だと、そこそこ軽くて、長く使い込んでアジの出るカメラが解なわけで、それがコチラ↓
うむ。ネジは底面だけだ。オールマグネシウムで頭が剥げて来てもサマになるだろう。アダプターでKマウントレンズ群も活かせるし。あと塗装に厚みがあるので、良い感じで塗装がハゲると思われ。PENTAXの塗装は薄いですわ。
唯一の問題はEVFだ。コレは慣れるしかない。
単焦点で防滴防塵レンズがあるのも大きい。なんでPENTAXは出さないの??
レンズもPENTAX DA Limited群と比較し塗装が厚くで良い感じ。DA Limitedレンズはちょっとしたことでスレたり傷がついたりでイカンです。つや消し塗装なのも目立つ一因かと。ちなみにFA Limitedの方は質感高かったけど。
まとめ
散々PENTAXディスったが、基本的にPENTAX好きな事に変わりはない。K-01はあるのでマウント変更ってことでもないしね。
子どもが大きくなったらPENTAXの光学ファインダー機を買いたいと思っている。なので、その頃には以下の3点をクリアしておいて欲しい。
- ネジをうまく隠す
- 使い込んでアジのでるボディ(MX-1でやってたから出来るでしょ?)
- デザインは現在のものを継承していく
これで完璧!写りなんて、もうコレ以上何も望みません今で満足してますから。お願いしますリコーイメージングさん。
PS.富士フイルムさんへのお願い。標準マクロが欲しいです。